研究課題/領域番号 |
17K07603
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝育種科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
久保 貴彦 九州大学, 農学研究院, 准教授 (00370148)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 花粉キラー / 遺伝子 / 胞子体因子 / Oryza saitiva / indica / japonica / 植物 / 育種学 |
研究成果の概要 |
本研究では、栽培イネ亜種間交雑(Oryza sativa ssp. japonica × indica)で見出された花粉キラー遺伝子座S35とその相互作用遺伝子INKの分子基盤の解明を目的として、INK遺伝子のポジショナルクローニングを進めた。結果として、INKには少なくとも2つ以上の遺伝因子が関わる可能性が示され、そのうちのひとつの候補遺伝子としてORF1を同定した。また、栽培品種と野生種における不稔誘導型アリルInk-iの遺伝子分布を調査した結果、不稔誘導型アリルInk-iは祖先野生種O.rufipogonに起源することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
作物の品種改良は主に、異なる品種間あるいは種・亜種間の交雑に派生する優良個体の選定、によって進められている。このような種・亜種間交雑では、花粉キラーと呼ばれる遺伝子が片親に由来する優良遺伝子の正常な伝達を阻害し、優良個体が得られにくくなることがある。本成果は、花粉キラーの分子的要因と遺伝子分布を明らかにするものであり、これによって、遺伝子伝達阻害の解消と作物品種改良の効率化につながる。
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