研究課題/領域番号 |
17K07605
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝育種科学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
穴井 豊昭 佐賀大学, 農学部, 教授 (70261774)
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研究分担者 |
渡邊 啓史 佐賀大学, 農学部, 講師 (40425541)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | シンクロトロン光 / 次世代シークエンス / InDel / ダイズ / 突然変異 / シンクロトロン / X-線 / 次世代シークエンサー / 育種学 / 遺伝子 / 放射線 / 植物 / ゲノム |
研究成果の概要 |
本研究では、シンクロトロン光照射により変異集団を作製することで、標的となる遺伝子内に小規模な欠失を生じる頻度を高めることが可能であるかを検証するとともに、次世代シークエンサーを用いて、遺伝子機能がノックアウトされた変異体のみを迅速にスクリーニングする方法を確立することを目的とした。 しかしながら、我々が今回設定した条件では、異なる波長特性のX-線処理を比較したところ、変異の出現頻度に明確な差は観察されず、変異率も通常のX-線処理と同等程度であった。また、次世代シースエンサーを用いた変異の検出にも問題が多く、迅速な欠失変異スクリーニング系を実現するためには、更なる研究が必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、さまざまな作物を改良する際に、遺伝子組換え技術に頼らず新たな性質を持った突然変異体を効率よく作成するための技術開発を目指した研究であり、さまざまな作物の品種改良に以前より用いられてきたX-線照射処理をさらに最適化するため、波長領域の異なるX-線を取り出すことができるシンクロトロン装置を使って、「どのような波長のX-線を用いれば作物へのダメージが少なく、より効率よく突然変異を発生させることができるのか?」また「その際に生じた突然変異をより簡単に素早く検出することはできないのか?」ということについて調査したものであり、成功すれば、画期的な品種改良技術が開発できる可能性がある。
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