研究課題/領域番号 |
17K07625
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物生産科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
荒木 卓哉 愛媛大学, 農学研究科, 教授 (10363326)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ハダカムギ / 硝子率 / 子実着生位置 / 播種時期 / 窒素追肥 / 15N / 窒素含有率 / 後期重点施肥 / 13C / 穂肥 |
研究成果の概要 |
ハダカムギの品質評価項目の一つである硝子率の実態を播種時期、気象条件ならびに、子実の着生位置ごとに詳細に検討した。硝子率は、晩期播種において適期播種および早期播種よりも有意に低くなった。また、出穂期以降の気象条件を説明変数として重回帰分析を行った結果、偏回帰係数は登熟期間および積算降水量においてそれぞれ5%および1%水準で有意であった.すなわち、登熟期間が短いほど、また、登熟期間の降水量が多いほど硝子率を低くすることが推察された。子実着生位置ごとの硝子率は,播種時期において変異に差が認められ,早播区>標播区>晩播区の順となるとともに、中央からやや下に位置する子実において高い傾向にあった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハダカムギの硝子率は、脱穀後の刈り取り試料からの無作為抽出により個々の硝子質程度に基づいて評価している。したがって、子実個々の硝子質程度を反映した評価法とは言えない。本研究において、子実着生位置別に硝子質程度を明らかにしたことは、栽培技術の高度化ならびに加工に用いるときの品質の均一化に向けて実需者への貴重な情報提供となることが期待される。
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