研究課題/領域番号 |
17K07628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物生産科学
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研究機関 | 松山短期大学 |
研究代表者 |
杉本 秀樹 松山短期大学, 商科, 教授(移行) (40112255)
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研究分担者 |
荒木 卓哉 愛媛大学, 農学研究科, 教授 (10363326)
諸隈 正裕 香川大学, 農学部, 准教授 (50284352)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 水稲 / 有機栽培 / 雑草対策 / マメ科緑肥 / 米ぬか / ナタネ油かす / クラゲチップ / 緑肥 / 雑草 |
研究成果の概要 |
水田においてマメ科緑肥であるホワイトクローバーをすき込み、有機質肥料のナタネ油かすと米ぬかを混合して田面に施用すると、雑草の発生が劇的に抑制され水稲収量が増加することを明らかにした。本栽培法の概要は、① 前年秋にホワイトクローバーの種子を播種し (2g/㎡) これを水稲移植前にすき込む、② 移植後にナタネ油かすと米ぬか (窒素成分でそれぞれ4g、2g/㎡) を田面に散布する。その結果、クローバすき込み無・無施肥区 に比べ雑草の発生は実に95%減少し、収量は65%増加した。化学肥料と除草剤を使う慣行栽培との比較でも、収量は慣行栽培とほぼ等しいことも確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水稲有機栽培の普及を妨げている最大のネックとなっているのが雑草防除である。除草剤を用いない水稲栽培ではアイガモ農法、再生紙や不織布の利用など種々試みられているが、雑草抑制効果や取り扱いの困難さ、コストの関係から普及に至っていないのが現状である。本研究では、マメ科緑肥のホワイトクローバーのすき込みとナタネ油かす・米ぬかの混合肥料の散布という化学肥料や除草剤を使うことのない方法でこれを解決できることを示した。食の安全・安心の確保や環境負荷軽減に有効でしかも低コストかつ誰でも容易に取り組むことのできる水稲有機栽培技術として、我が国だけでなくアジア地域の水田地帯においても普及可能と考える。
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