研究課題/領域番号 |
17K07653
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 福島県農業総合センター |
研究代表者 |
岡田 初彦 福島県農業総合センター, 果樹研究所, 主任研究員 (50504081)
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研究分担者 |
小森 貞男 岩手大学, 農学部, 教授 (00333758)
渡邉 学 岩手大学, 農学部, 助教 (00361048)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | リンゴ / 早期開花 / 相転換 / アポミクシス / 実生 / Malus hupehensis / 植物ホルモン |
研究成果の概要 |
リンゴは最も重要な果樹作物の一つである。播種から開花に至るまでの幼若相が長いことが、育種・遺伝解析を行う際の障害となっている。自根実生の場合は開花まで10年程度を必要とする。通常の育種において育種効率を高めるためには幼若相から成熟相への相転換の促進は必須である。本研究ではMalus hupehensisの無配偶種子を遺伝的背景が斉一なモデル系として、肥培管理の改良により播種から2年で開花させる技術を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
基本的に高度なヘテロ性を有するリンゴの研究において、栽培種実生集団を用いた試験研究では、遺伝的な要因により結果が大きく左右される場合が少なくない。リンゴの相転換を精確に解析するうえでも、種子親と花粉親の組合せの影響を極力排除する必要がある。本研究では、リンゴ近縁種M.hupehensisのアポミクシスを利用することにより、遺伝的バックグランドをできる限り均一にしたうえで、早期開花を実現する技術体系を明らかにできる。このことにより安定的なモデル系が確立でき、さらに非形質転換で花芽誘導を促進することから、実際のリンゴ育種の効率化に直結した技術となる。
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