研究課題/領域番号 |
17K07655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
谷川 奈津 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜花き研究部門, 上級研究員 (20355720)
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研究分担者 |
立澤 文見 岩手大学, 農学部, 准教授 (30320576)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アントシアニン / 色素 / 青色花色 / 花色発現機構 / 園芸学 / 花色 |
研究成果の概要 |
より美しい青色花色品種を育成する上で有用な情報を蓄積するため、アントシアニンによる新規の青色発現条件を見つけることとともに、赤味のない純粋な青色発現機構の解明を目指した。ニゲラやヒメツルニチニチソウなどを対象として、それぞれの青色花と赤色花について、花弁(ガク片)のpH、色素組成および色素の構造など、花色発現に関わる因子を調査して比較した。その結果見出されたアントシアニンの青色化に関与しうる新たな候補因子について検証を進めている。また、一連の研究の中で、これまで未報告であったアントシアニン3種類を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
青色花色を担う色素はアントシアニンである。アントシアニンがどのような条件で青く発色するようになるのかについて解明することは、花色研究分野で長い間取り組まれてきたテーマであり、新たな知見が蓄積されることになる。園芸花きの中には青色花色を欠く品目が多い。青色花色品種の育種を行う上でも、アントシアニンの青色発現の仕組みは、基礎科学的な情報として有用である。新たなアントシアニン青色化条件の候補因子が見つかることは、青色花色品種育成が潜在的に可能となる植物種の幅を広げる可能性があると考えている。
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