研究課題/領域番号 |
17K07792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
西 甲介 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (80578097)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 魚油 / DHA / 代謝物 / モデルマウス / サイトカイン / 花粉症 / アレルギー / マスト細胞 / アレルギーモデル / ドコサヘキサエノイルエタノールアミド / リンパ球 / RBL-2H3細胞 / 脱顆粒 / DHEA / 代謝 |
研究成果の概要 |
疫学研究や動物実験の結果から、魚油の抗アレルギー効果が示唆されているが、詳細なメカニズムについては、不明な点が多く残されている。そこで、魚油成分の一つであるドコサヘキサエン酸(DHA)に着目して本研究を実施した。その結果、DHAの代謝物の一つであるドコサヘキサエノイルエタノールアミド(DHEA)がアレルゲンによるマスト細胞の活性化を抑制することを発見した。さらに、花粉症モデルマウスにDHEAを経口投与した結果、花粉症の症状が緩和されることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の実施により、魚油のアレルギー症状緩和効果は、主成分の一つであるDHAのはたらきだけでなく、それが私たちの体内で変換されて生じる代謝物の一つであるDHEAのはたらきも重要である可能性が示唆された。また、DHEAの経口投与によって、花粉症モデルマウスのアレルギー症状が緩和されたことから、DHEAを活用した医薬品や保健機能食品の開発などの応用展開の可能性が考えられる。
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