研究課題/領域番号 |
17K07819
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
宮崎 義之 九州大学, 農学研究院, 准教授 (40380779)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 硫酸化多糖類 / 1H-DOSY-NMR / 腸管免疫 / 食品 / 分析科学 / 多糖類 / 生理活性 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
本研究では、フコイダンをはじめとする硫酸化多糖の分析法の開発と生理機能の解明に取り組んだ。硫酸基と相互作用して核磁気共鳴(NMR)シグナルを変化させる一連の化合物を見いだし、硫酸含量を迅速に測定する新たな定量法を構築した。また、フコイダンが細胞膜上で作用して免疫細胞の活性化を導く機構を解明し、腸管免疫細胞の活性化や腸内環境の改善を介した抗腫瘍免疫の増強およびがん性血管新生の抑制効果を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海藻に含まれるフコイダンをはじめとする硫酸化多糖類は、免疫バランスの調整など健康維持に寄与する種々の生理機能を持った食品成分である。本研究で構築したNMR分析法は、硫酸化多糖の機能品質を保証するための簡便かつ迅速な定量分析への応用が可能と考えられる。これに加えて、フコイダンによる腸管免疫増強の作用機序が明らかとなったことで、健康維持において真に効果的な食品開発の進展が期待される。
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