研究課題/領域番号 |
17K07896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 国立水俣病総合研究センター |
研究代表者 |
多田 雄哉 国立水俣病総合研究センター, その他部局等, 研究員・ポスドク (40582276)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 海洋微生物 / 海洋微細藻類 / 溶存態有機物 / タンパク質様物質 / 腐植様物質 / 海洋生態 / 微細藻類 / 海洋炭素循環 |
研究成果の概要 |
海洋における溶存有機物の大部分は難分解性溶存有機物であり、その動態を理解することは、海洋物質循環や気候変動を理解する上で重要である。これまでの研究から、難分解性溶存有機物の生成には海洋微生物が関連していることが示唆されているが、どのような微生物が関連しているのかについては未解明な部分が多い。本研究では、海洋微細藻類抽出物質を用いた培養実験を実施し、三次元励起蛍光スペクトルによる蛍光溶存有機物解析、次世代シーケンサーによる微生物群集および機能遺伝子解析を実施することにより、難分解性溶存有機物の一部として考えられている腐植様物質の分解・生成と海洋微生物系統群との関係を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、海洋微細藻類抽出物質を用いた培養実験を実施し、難分解性溶存有機物の一部として考えられている腐植様物質を含む蛍光溶存有機物解析、微生物群集および機能遺伝子解析により、腐植様物質の分解や生成と、それに関与すると考えられる微生物系統群との関係を明らかにすることができた。これらの成果は微生物と溶存有機物を介した海洋炭素循環理解の深化に貢献する。
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