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主要海産養殖魚のノカルディア症原因菌に対する高分子抗菌構造体の抗菌活性とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K07910
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 水圏生産科学
研究機関高知大学

研究代表者

大島 俊一郎  高知大学, 教育研究部総合科学系黒潮圏科学部門, 教授 (80325406)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード病原微生物 / 魚類養殖 / 細菌感染症 / 予防 / 治療 / ブリ / ノカルディア症 / 予防方法 / 治療方法 / 抗菌ナノ粒子 / 魚病 / ナノ粒子
研究成果の概要

本研究では、ブリ類に安全性と摂餌性が確認されているシアノアクリレートナノ粒子 (acrNP) のブリ ノカルディア症に対する予防効果と治療効果について調査した。予防効果では、生残率が本ナノ粒子1,000ppm区で100%、対照区で86.4%であり、ナノ粒子区では死亡は確認されなかった。本ナノ粒子の治療効果試験では、生残率は本ナノ粒子経口投与区で93.3%、本ナノ粒子腹腔内注射投与区86.7%、対照区で66.6%となり対照区の間で有意な差異が認められた。以上の結果から、経口投与による予防効果と治療効果は認められるものの発症後の治療効果については確認することはできなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我が国の主要海産養殖魚であるブリで非常に問題になっているノカルディア症に対する有効な予防法と治療法が強く求められるなか、本ナノ粒子は生分解性の特徴を持ちながら自然環境にやさしく抗菌活性も高い性質を持っている。本研究では、このナノ粒子をブリの餌に混ぜて一定期間経口投与することで、本症に対して予防効果ならびに治療効果があることを初めて明らかにした。今後は、このナノ粒子を現場で使用する為の各種試験を継続して実施する必要がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] シアノアクリレートナノ粒子の魚病細菌に対する抗菌活性とその応用2020

    • 著者名/発表者名
      大島俊一郎
    • 雑誌名

      アグリバイオ

      巻: 4-11 ページ: 72-76

    • NAID

      40022636763

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] シアノアクリレートナノ粒子の各種魚病細菌に対する抗菌活性2018

    • 著者名/発表者名
      宝金実央(高知大農)・大嶋俊一郎 (高知大院黒潮) ・飯田大介・千頭邦夫(チカミミルテック㈱
    • 学会等名
      日本水産学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2025-02-27  

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