研究課題/領域番号 |
17K07952
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
尾崎 雄一 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 増養殖研究所, 主任研究員 (10734030)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 精子形成 / ニホンウナギ / 濾胞刺激ホルモン / 黄体形成ホルモン / セルトリ細胞 / ライディッヒ細胞 / 輸精管 / ステロイドホルモン / 11-ケトテストステロン / 精原細胞 / 精母細胞 / 水産学 / 生理学 |
研究成果の概要 |
雄ニホンウナギ催熟技術高度化のため、組換えニホンウナギ濾胞刺激ホルモン(reFsh)および黄体形成ホルモン(reLh)の雄ウナギ成熟への作用機構を調べた。reLhはライディッヒ細胞における11β-水酸化酵素および11β-水酸基脱水素酵素タイプ2の発現誘導を介することにより、reFshに比べ11-ケトテストステロン産生をより急速に誘導し、精子形成を速く進行させることが明らかになった。加えて、培養実験の結果、ニホンウナギ輸精管が17α, 20β-ジヒドロキシ-4-プレグネン-3-オン産生能を有すること、精子の運動能には精漿中のカリウムイオンが不可欠であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、組換えニホンウナギ濾胞刺激ホルモン(reFsh)および黄体形成ホルモン(reLh)の成熟への作用機構の詳細、特にその差異の一部が明らかになった。今後、これらの結果をもとに、reFshおよびreLhを用いたニホンウナギ催熟技術の高度化が確実に進み、さらには産業規模でのニホンウナギ人工種苗生産技術の確立にも繋がると考えられる。また、魚類では明確になっていないFshおよびLhの作用の違いを明らかにしたことは学術的にも意義は大きい。
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