研究課題/領域番号 |
17K07954
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 |
研究代表者 |
河合 高生 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 微生物部, 課長 (30250319)
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研究分担者 |
横山 博 岡山理科大学, 獣医学部, 教授 (70261956)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Kudoa iwatai / 下痢原性 / 食中毒 / 顕性感染 / 粘液胞子虫 / クドア属粘液胞子虫 / 病原性 / 下痢 / クドア / Kudoa |
研究成果の概要 |
スズキやキチヌ等に「顕性感染」を示すKuoda iwataiは、食中毒との関連性が疑われている。本研究では、K. iwataiの下痢原性を実験動物(乳のみマウス)を使って評価したところ、食中毒を起こすことが証明された唯一の粘液胞子虫であるナナホシクドアと同様に、K. iwataiは下痢原性を示すことが明らかになった。また、K. iwatai胞子を投与したマウス腸管の電子顕微鏡解析とDNAマイクロアレイによる遺伝子発現解析により、下痢の機序として、胞子から弾出された極糸による腸管上皮障害に起因する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
キチヌやスズキ等に寄生する顕性感染型のK. iwataiは、不顕性感染型であるナナホシクドアよりも多い胞子数を必要とするものの、ナナホシクドアと同様に下痢原性を示した。その機序もナナホシクドアと似ていたことは、K. iwataiは食中毒を起こすことができると考えられた。本成果は、顕性感染型であっても粘液胞子虫であるならば、食中毒を起こす可能性があることを示唆するものであり、学術的にも公衆衛生学的にも意義は高い。
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