研究課題/領域番号 |
17K07995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
菊地 香 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (30325831)
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研究分担者 |
溝辺 哲男 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (50592622)
中村 哲也 共栄大学, 国際経営学部, 教授 (80364876)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 食文化 / 移民 / 南米移民 / 年中行事 / 通過儀礼 / 南米 / 年中行事の食事 / 通過儀礼の食事 / 継承 / 農村開発 / 栄養転換 / 農業経済学 / フードシステム |
研究成果の概要 |
本研究はブラジル、ペルー、ボリビア、アルゼンチンを対象に関係者とヒアリング、日本の食を提供する食堂にて参与観察を実施した(治安の悪いパラグアイとウルグァイは除外した)。 主要な成果は、以下の通りである。第一にそれぞれの国での調査地の沖縄県人会を通じ、移民で認識できていない年中行事は、世代を重ねるに従い食事の提供が省略されている。通過儀礼は、世代を重ねると認識できていても、実施していない。第二に移民先では日系人によって日本食を提供する食堂が普通に立地している。第三に日本の日常的な食事が移民の中で継承されていた。第四にブラジルセラード開発は大豆のバリューチェーン形成となり、産業集積が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、南米に苦労して生活の基盤を築き上げた日系移民において、彼らの出身先で培ってきた年中行事や通過儀礼を実施しているのか、そこで振る舞われる食事がどのようなものなのかを明らかにした。それにより日系移民のアイデンティティが確立されているのかを検討した。また、移民の家庭においては伝統的な食文化を次世代へ継承させているのかを検討した。
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