研究課題/領域番号 |
17K08004
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
工藤 亮治 岡山大学, 環境生命科学研究科, 准教授 (40600804)
|
研究分担者 |
近森 秀高 岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (40217229)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 大規模アンサンブルデータ / 渇水リスク / 気候変動 / 不確実性 / 気候変動影響評価 / 評価の不確実性 / 渇水流量 / d4PDF / 大規模アンサンブル実験 / 低頻度事象 |
研究成果の概要 |
大規模アンサンブルデータセットd4PDFを利用し,全国の複数のダム流域を対象に渇水リスクの気候変動影響評価を行い,自然変動に起因する不確実性を分析した.影響評価では,代かき期と出穂期の10年確率渇水流量および年最大日流量から算出した10年確率日流量を水文指標とし,9,000通り(現在気候100メンバー×将来気候90メンバー)の変化率(将来気候下の水文指標/現在気候下の水文指標)を計算することで,その分布を吟味した.その結果,積雪地帯の代かき期を除いて変化率は大きくばらつき,地域によっては減少傾向と増加傾向が混在することが示され,極端現象において自然変動による不確実性が無視できないことを示した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
極端現象である渇水リスクの影響評価には自然変動による不確実性が大きいなど多く課題が残されているが,本研究で示したd4PDFを用いた影響評価法を用いることで,これまで定量化が困難であった渇水リスクに対する気候変動影響評価について確率情報を付加する形で影響評価結果の提供が可能となり,将来の農業用の水資源計画および水利施設管理への有用な情報を提供できる.
|