研究課題/領域番号 |
17K08042
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
米倉 真一 信州大学, 学術研究院農学系, 教授 (40443113)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 骨格筋分化 / 小胞体ストレス応答 / 骨格筋細胞分化 / 骨格筋 / 分化 / 畜産学 |
研究成果の概要 |
本研究は小胞体ストレス応答分子であるXBP1が転写調節する骨格筋分化促進に関与する分子を同定すると共に、骨格筋分化におけるXBP1の役割を明らかにすることを目的とした。XBP1ノックダウン筋芽細胞株では、分化誘導刺激後にオートファージおよびアポトーシス細胞死が亢進していることが明らかとなった。さらにXBP1s はCDK5 (Cyclin-dependent kinase 5)を直接転写調節して筋分化に関与していることを見出した。以上より、IRE1-XBP1シグナルが、分化直後の細胞生存や分化進行において重要な役割を担うことが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食肉は骨格筋が由来であることから、赤身肉割合を高める技術を開発する上で筋形成のメカニズムを解明することは重要である。骨格筋は、筋芽細胞が細胞融合し多核の筋繊維に分化することによって形成される。本研究では、小胞体の恒常性の役割を有している小胞体ストレス応答機構が、骨格筋細胞の分化に重要な役割を果たしていることを明らかにした。肉牛の筋肉量を増やす飼養技術開発へ向けた基礎的基盤の提供を行った。
|