研究課題/領域番号 |
17K08049
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
横尾 正樹 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (10396541)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 近赤外光 / 初期胚 / ミトコンドリア / ROS / マウス / 家畜 |
研究成果の概要 |
体外で作出された受精卵の品質は低いことから,受精卵の品質を改善するための技術開発が求められている。我々は,近赤外光照射が哺乳動物受精卵の品質に及ぼす影響について調査した。近赤外光を凍結保存受精卵に照射することで,凍結融解後の受精卵の発生率を改善することが明らかとなった。さらに,近赤外光を受精卵に照射することで低レベルのROSを産生させ,それが引き金となって品質改善効果を引き出している可能性を示唆するデータを得ることができた。これらの研究成果は,我々の技術が哺乳動物受精卵の品質改善技術として有用であることを示唆するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
畜産分野(家畜生産)や医療分野(不妊治療)で行われている初期胚の体外操作は,初期胚の品質(生存性,活力)の低下,さらには受胎成績の低下にもつながることから,体外で生産した初期胚の品質改善技術の開発が求められている。本研究の成果は,光による初期胚の品質改善効果の作用機序の一端を明らかにした内容であり,将来的に,家畜生産や不妊治療に及ぼす波及効果は大きく,これらの分野の発展に貢献することが期待される。
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