研究課題/領域番号 |
17K08051
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
平野 貴 東京農業大学, 農学部, 教授 (50605087)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 脂肪交雑 / 遺伝子 / 発現 / 最長筋 / ビタミンA / 黒毛和種 / Marbling-2 / 定量的RT-PCR / Q型とnon-Q型 / 発現量差 / RNA抽出とcDNA合成 / 責任遺伝子 |
研究成果の概要 |
黒毛和種の脂肪交雑QTLであるMarbling-2のQ型とnon-Q型個体から肥育期間中に採取した最長筋組織における遺伝子発現をRNA-Seqにより分析した。Qとnon-Q型間、脂肪交雑が異なるnon-Q型個体間で発現量が異なる遺伝子を探索し、脂肪交雑関連遺伝子の同定を試みた。しかし、枝肉重量との関連はみられたが、脂肪交雑との関連はみられなかった。さらに、最長筋で発現している遺伝子のうち、ビタミンA(VA)取り込みに機能するSTRA6について解析し、アミノ酸置換SNPが脂肪交雑と関連することが示された。この多型はVA輸送孔近傍に位置し、VA輸送に影響することで脂肪交雑に関連すると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
黒毛和種は脂肪交雑に優れた品種であり、脂肪交雑形成メカニズムは不明な点が多いことから、それに関わる遺伝子の特定は重要である。肥育期間中のVA給与制限は脂肪交雑を高めるとされているが、輸送されたVAを細胞が取り込む際に機能するSTRA6の多型が脂肪交雑と関連することはそれを支持している。また、検出された関連する多型は、脂肪交雑マーカーとしての利用も可能である。
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