研究課題/領域番号 |
17K08074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上間 亜希子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (20630156)
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研究分担者 |
堀本 泰介 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00222282)
村上 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10636757)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 改変型組換えアカバネウイルス / 転写プロモーター活性 / 感染の可視化 / 改変型オルソブニヤウイルス / 改変型AKAV / 転写プロモーター活性の増強 / 病原微生物 |
研究成果の概要 |
外来遺伝子として容易に検出できる蛍光タンパク(GFP)発現アカバネウイルスを改変し、より効果的に蛍光発現するウイルスを作出した。このウイルスは、培養細胞レベルで元のウイルスよりも蛍光が早く検出できた。またマウスに対して病原性が増しており、蛍光実体顕微鏡による中枢神経系でのウイルスの可視化に成功した。本研究で作出した改変ウイルスは、未知の感染動態を探索する有用なツールとなる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で行なった蛍光発現アカバネウイルスの改変では、アンチゲノムからの転写やゲノムへの複製が増強されていることが分かった。これまでに報告されたオルソブニヤウイルスのミニゲノムアッセイを使った研究とは逆の結果となっており、オルソブニヤウイルスゲノムに関する新たな知見が得られた。 本研究で確立されたウイルス作出手法により、蛍光遺伝子を別の病原体の遺伝子に置き換えることで、アカバネウイルスの多価ワクチン製造が可能となる。またこの手法は別のウイルスにも応用が期待でき、感染機構の解明に貢献できる。
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