研究課題/領域番号 |
17K08075
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
吉田 敏則 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (80726456)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 非アルコール性脂肪肝 / オートファジー / 肝前がん病変 / 高脂肪飼料 / 糖尿病 / LC3 / p62 / GST-P / 脂肪肝 / ラット / 病理学 / 癌 / 脂質 / 細胞・組織 / 前がん病変 / 酸化ストレス |
研究成果の概要 |
8週間で初期肝発がん過程の観察が可能なラット肝中期発がん試験法を用いて高脂肪飼料給餌による脂肪肝関連肝発がんモデル、さらにストレプトゾトシン投与による糖尿病モデルを組み合わせることで、糖尿病・脂肪肝関連肝発がんモデルを構築した。肝前がん病変にはオートファジー指標LC3およびp62が特異的に発現し、両者の発現バランスの変化によりオートファジーフラックスの評価が可能であり、肝前がん病変はオートファジーの後期抑制により増強し、オートファジー誘導により減弱することが示唆される結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)はメタボリックシンドロームに含まれ、過食、運動不足など現在のストレス社会に生きる現代人の健康を脅かす重要な疾患のひとつである。その罹患者は国内外で増加しつつあり、また、一部の患者に非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)から、線維化を経て、肝がんを発症することが危惧されている点から、その防御対策が可及的速やかに実施されなければならない。本研究課題によりそのモデルが構築され、オートファジーの制御が治療の一旦を担うことが示され、NAFLD/NASH関連肝発がんの治療戦略を考える上で大きく貢献した。
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