研究課題/領域番号 |
17K08093
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
|
研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
星野 有希 岩手大学, 農学部, 准教授 (80523323)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 犬マクロファージ / RNA-seq / M2型抑制 / M2抑制 / 遺伝子の網羅的解析 / 無血清培地 / 犬血清 / 移行上皮癌 / マクロファージ / 線維芽細胞 / CD11b / 犬 / 癌 |
研究成果の概要 |
犬のPBMCよりMφ様細胞に誘導する複数の方法を実施し、Mφ様細胞に対して評価を行った。PBMCから誘導したMφ様細胞はいずれも形態的,機能的,および遺伝子的にMφであると思われた。FBS無添加培地に誘導因子を用いる方法が最も効率よくMφを採取できると思われた。これらのMφの網羅的遺伝子解析としてRNA-seqを実施し、発現遺伝子を比較した。 得られたMφを犬の膀胱移行上皮癌細胞と共培養したところ、抗腫瘍作用が増強する可能性が考えられた。本研究によりFBS無添加培地で誘導したMφ様細胞は、今後の実験に十分使用可能であり、犬の腫瘍に対する抗腫瘍効果を増強させる可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
犬のマクロファージを効率よく分離・培養する方法を開発し、得られたマクロファージの正常解析を実施した。これらのマクロファージの発現遺伝子はマウス・ラット・ヒトと異なる部分が多く認められた。また、マクロファージには間接的な抗腫瘍効果があることが予想された。腫瘍微小環境における犬のマクロファージの役割が少しづつ判明してきている。
|