研究課題/領域番号 |
17K08094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 山口大学 (2018-2019) 帯広畜産大学 (2017) |
研究代表者 |
佐々木 直樹 山口大学, 共同獣医学部, 教授 (00360975)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 再生医療 / 馬救急医療 / 硝子軟骨再生 / 多孔質ジルコニアマイクロウエル法 / 3次元細胞塊 / ジルコニア / 多孔質担体 / 生体組織工学 / 動物医療 / 軟骨再生 / ウマ / ジルコニア担体 / 三次元培養 / 軟骨細胞塊 / 獣医学 |
研究成果の概要 |
SEMでは、マイクロウエル内の均一な細胞塊形成および細胞外基質の産生が確認できた。リアルタイムPCRでは、軟骨誘導7日目の2×106および5×106cellsの検体においてペレット培養に比較してColIIの発現量が有意に高値を示した。多孔質ジルコニアマイクロウエル法での培養において、細胞数を増やすごとにColIIの発現量が多くみられたが、この原因として細胞数が少ない場合、細胞塊の大きさにばらつきが生じ、分化効率に影響を及ぼしたことが考えられた。本研究では、ジルコニア担体を用いることで従来の方法に比べてより硝子軟骨細胞に近い細胞塊を作製することが可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人を含めた動物における関節軟骨疾患は、疼痛と活動制限のためQOL(生活の質)低下などを引き起こす難治性疾患である。関節軟骨は硝子軟骨より構築されており、その再生能が低いことが問題となっている。バイオマテリアル技術により硝子軟骨の再生を試みた結果、境界面(tide mark)が形成されず、周囲との連続性欠如が明らかとなった。本研究では、これらの問題点を克服するため、関節軟骨表層の保護膜として硝子軟骨細胞塊の作出の技術を組み合わせることにより、関節軟骨疾患に有効な治療法の開発を目的とする。これにより荷重に耐えられる硝子軟骨の再生が可能となり、未だ実現していない関節軟骨疾患に対する治療法を確立する。
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