研究課題/領域番号 |
17K08107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
野口 俊助 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (10701295)
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研究分担者 |
森 崇 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (40402218)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | メラノーマ / 放射線感受性 / microRNA / PTEN / 犬メラノーマ / 放射線治療 / miR-374b / イヌメラノーマ / 放射線照射 / イヌ |
研究成果の概要 |
しばしば放射線治療が適応される犬の口腔内メラノーマに対し、放射線治療の効果を向上させるために、放射線感受性に関わる因子の探索を行った。microRNAという微小なRNAの発現に着目し、メラノーマ培養細胞を用いて、放射線照射の前後で発現量が変化するmicroRNAを調べたところ、miR-374bの発現が放射線照射後に上昇することが分かった。miR-374bはがん抑制遺伝子のひとつであるPTENの発現を抑制することが分かり、これによりメラノーマの放射線感受性を低下させることが明らかとなった。miR-374bやPTENの発現量を調べることで、放射線治療の効果を予測できる可能性があることを突き止めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
犬の口腔内メラノーマに対しては、しばしば放射線治療が行われるが、再発が問題となる。本研究の成果は、放射線治療の効果を向上させることにつながるものであり、放射線治療により口腔内の病変の増大を抑え、口腔内メラノーマ症例の生活の質を維持した状態で生存させることが可能となる可能性がある。
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