研究課題/領域番号 |
17K08111
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
森 昭博 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 准教授 (60549559)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 糞便 / マイクロバイオーム / 犬 / プロバイオティクス / プレバイオティクス / ドッグフード / マイクロバイオ-ム / 肥満 |
研究成果の概要 |
健康な犬の腸内細菌叢に対する4つの市販の療法食の影響を検討した。使用した療法食は減量食、低脂肪食、腎臓病食および抗アレルギー食であった。結果として、市販の療法食が健康な犬の糞便微生物叢に大きな影響を与えることを示した。次に消化酵素剤単独および市販のプロバイティクス/消化酵素剤投与が11頭の健康な家庭犬の糞便マイクロバイオームに及ぼす影響について検討した。消化酵素剤単独および市販のプロバイティクス/消化酵素剤は健康な家庭犬の糞便マイクロバイオームに影響を与え、吸収を上昇させるような腸内細菌叢へと変化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では様々な市販の療法食が健康な犬の腸内細菌叢に与える影響について調査した。療法食には様々な組成のものがあり、それぞれの療法食が特徴的な腸内細菌叢に変化させることがわかった。これは、食事やプロバイオティクスおよびプレバイオティクスを給与することにより、犬の腸内細菌叢をコントロールできる可能性を示した。消化器疾患やアレルギー疾患などの犬に多いとされる疾患を腸内細菌叢に着目することにより、未然に予防ができるかもしれないということを示した、最初の研究になると考えられる。
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