研究課題/領域番号 |
17K08115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
堀 達也 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 教授 (80277665)
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研究分担者 |
岡田 幸之助 日本獣医生命科学大学, 応用生命科学部, 准教授 (60445830)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 犬 / 体外受精(IVF) / 顕微授精 / 細胞質内精子注入(ICSI) / 豚卵母細胞 / 雄性前核発生率 / 凍結精液 / 体外成熟培養 / ICSI / 低温精液 / 雄性前核 / 卵子 / 体外受精 / 生殖子保存 / 凍結保存 |
研究成果の概要 |
犬では顕微授精(ICSI)技術の確立は行われていない。そこで、犬におけるICSI技術の確立を目的とした研究の1つとして、異なる保存処理を行った犬精子(新鮮精子、凍結精子および長期低温保存精子)を使用し、その後の雄性前核および雌性前核の形成率を観察することで、保存精子の違いが正常受胎率(または胚発生率)に影響を及ぼすかどうかについての検討を行った。ただし、現在までに犬卵母細胞の体外培養技術が確立されていないことから、今回は犬の卵母細胞の形態によく似ている豚卵母細胞を使用して実験を行った。その結果、ICSIにおいて注入する犬精子は保存の違いによって、その後の胚発生に差が生じないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究で得られた成果は、犬の繁殖に導入するべき体外受精や顕微授精などの繁殖補助技術の確立に役立つものと考えられる。これらの技術は、凍結生殖子(精子や卵子)バンクの設立とともに、遺伝的に優秀な価値のある犬精子や胚(卵子)を有効利用することが可能となり、これを管理することで補助犬の繁殖において世界レベルで様々な社会的貢献が得られることと考えられる。
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