研究課題/領域番号 |
17K08124
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
井田 隆徳 宮崎大学, フロンティア科学総合研究センター, 准教授 (00381088)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 生理活性ペプチド / オーファンGPCR / モデル生物 / オーファン受容体 / NPY / dRYamide / LURY-1 / 新規生理活性ペプチド / ニューロペプチドY / 摂食行動 / ショウジョウバエ / C/elegans |
研究成果の概要 |
動物の生命維持に必要な摂食行動の調節機構について、モデル生物を用いて検討することを目的とした。特に、生理活性ペプチドとして重要なニューロペプチドY(NPY)に類似したdRYamide、LURY-1というペプチドを研究代表者は発見したので、その機能解析を中心に研究を進めた。また並行して、更なる新しい生理活性ペプチドの探索も行った。その結果、ショウジョウバエで発見したdRYamide、線虫で発見したLURY-1共に、摂食行動を巧妙に調節していることを見出した。また、モデル生物にとどまらず、クルマエビや蚊など、農業、産業に重要な動物への応用も期待される結果に結びつけることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食欲は生命維持に必要なエネルギー摂取のためのもっとも基本的な生命活動であり、本能行動の中でも特に重要である。その調節メカニズムを解明しコントロールすることが出来れば、人での創薬はもちろん、家畜、養殖魚類や有用昆虫の効率的育成、害虫の駆除などに応用でき非常に意義深い。また、摂食コントロールの破綻は生活習慣病など様々な疾病に結びつき、社会的に重要な課題である。dRYamide、LURY-1はヒトの摂食コントロールに関わるニューロペプチドYファミリーと類縁関係にあり、本研究ははショウジョウバエや線虫に限らず、ヒトも含めたすべての動物に共通な摂食制御のしくみの理解に役立つことが期待される。
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