研究課題/領域番号 |
17K08207
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
杉本 健士 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 准教授 (60400264)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ジヒドロピラゾール / ジヒドロピリジン / アザブタジエン / カチオン性金触媒 / オートタンデム触媒 / 1-アザブタジエン / 含窒素複素環 / ピリジン / 有機化学 / ヘテロ環化学 / 1,4-ジヒドロピリジン |
研究成果の概要 |
含窒素複素環構造は多岐に渡る生物活性化合物の作用の中枢を担うことが知られ、その作用の制御には複素環上の置換基の適切な配置が重要である。そこで、金錯体のオートタンデム触媒作用により、置換基の導入位置を高度に制御した一般性の高い新規多成分集約型含窒素複素環構築法を確立すべく研究を進めてきた。 その結果、金錯体のオートタンデム触媒作用によるジヒドロピラゾールのワンポット構築法および1,4-ジヒドロピリジンのワンポット構築法を確立することができた。現在、より酸化段階の高い多置換ピリジン誘導体の構築が可能となることを期待し、新たにオキシム誘導体を基質とする検討が進行中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに報告例の少ないアザエニンメタセシスが金触媒によって収率良く進行する条件を見いだすことができ、生じた1-アザブタジエンが同一の金触媒によって更なる変換を受けて、ジヒドロピラゾール、ジヒドロピリジンを生成するという新たな分子変換法を確立することができた。学術的な新知見であるとともに、同一触媒を一つの反応容器中で複数の変換に利用するという高効率的な手法を確立することで、医薬品等の高機能化合物の簡便提供法への展開など高い社会還元性が期待される。
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