研究課題/領域番号 |
17K08269
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
笠原 広介 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (90455535)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 一次線毛 / 細胞増殖 / ユビキチン / プロテアソーム / 癌 / 脱ユビキチン化酵素 / 一次繊毛 / プロテアゾーム / 受容体型チロシンキナーゼ / 中心体 / リン酸化 / EGF受容体 / 細胞周期 / ユビキチン・プロテアソーム |
研究成果の概要 |
近年, 一次繊毛(primary cilia)と呼ばれる細胞内小器官の形成不全および機能異常が, 種々の発達異常や疾患(繊毛病)の原因となることが明らかになり、形成メカニズムの解明が喫緊の課題となっている。研究代表者は、増殖因子受容体によって活性化された脱ユビキチン化酵素USP8によるトリコプレインのタンパク質安定化が、増殖細胞において一次線毛の形成抑制に働いていることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、一次線毛の形成メカニズムの一端が明らかになり、且つ、一次線毛の形成動態を介して細胞増殖の制御が可能であることを示した。本研究成果により、一次線毛の異常に起因する種々の疾患の病態メカニズム解明や、一次線毛の形成動態を制御する分子群を標的とする新たな癌治療戦略の開発に繋がることが期待できる。
|