研究課題/領域番号 |
17K08439
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
荒井 國三 金沢大学, 薬学系, 教授 (50126562)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 糖尿病 / 糖尿病イメージ / 服薬アドヒアランス / セルフケア / 患者心理 / 薬剤師介入 / 心理指標 / 医療・福祉 / 臨床 / 薬学 |
研究成果の概要 |
本研究では、これまで検討されたことがなかった患者の心理的側面の糖尿イメージと服薬アドヒアランスとの関係を糖尿病イメージの質問紙を用い患者の意味経験としての「病い」を数値として測定するとともに薬剤師による糖尿患者の介入試験を実施した。その結果、患者の内的要因として糖尿病イメージの「きちんと生活するイメージ」、「不摂生のイメージ」および「末恐ろしいイメージ」という複数の要素が服薬アドヒアランスと関連することを明らかにした。これら3つのイメージはいずれもセルフケア能力に関連する因子であることから2型糖尿病患者の服薬アドヒアランスと糖尿患者のセルフケアの連関が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤師に求められているものは服薬指導以外にも療養指導、患者の心理と行動に配慮した療養指導およびセルフケア行動支援であり、継続セルフケアの意識づけを行い、患者をエンパワーメントすることが必要である。薬剤師は患者の糖尿病イメージを変えるようなセルフケア能力を高めるような介入を行うことにより、服薬アドヒアランスの改善につながる心理変化をもたらすのではないかと考えられ、薬剤師により糖尿病患者への具体的な介入方法を提案できた。
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