研究課題/領域番号 |
17K08617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
勝岡 史城 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (30447255)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Nrf1 / Nf2 / 小Maf / ストレス応答 / Nrf2 / 酸化ストレス応答 / 転写制御 / Maf / 環境ストレス / CNC群因子 / 小Maf群因子 |
研究成果の概要 |
活性酸素や毒物、細胞の機能不全といったストレスに対して、細胞は生体防御遺伝子群の発現をオンにし適応する。このようなストレス応答遺伝子の発現制御の一部は、bZIP型転写因子であるCNC因子と小Maf群因子の二量体によって制御されている。本研究では、特定のCNC-小Maf二量体の機能を純粋に評価できる新規の解析系を確立し、この解析系によって、CNC因子に属するNrf1とNrf2が同じDNA結合配列を利用しながら、異なる標的遺伝子選択特異性を示すことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代シークエンス技術の発展により、包括的なヒト全ゲノム情報が蓄積しつつある。そして蓄積したゲノム情報の、機能アノテーション(意味付け)が重要となっている。しかしながら、機能的に重複したファミリーを形成する転写因子の正確な機能や、その因子が機能する遺伝子発現制御領域のアノテーションは不足している。本研究では、新規に確立した解析系を用いることで、Nrf1-MafG, Nrf2-MafG二量体の分子としての機能解明に取り組み、両者の結合配列に違いはないものの、機能的な点で明確な差異があることを実証した。これら情報は、遺伝子発現制御の分子機構の理解に役立つものと期待される。
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