研究課題/領域番号 |
17K08633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
原田 武志 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30362768)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Wnt5a / ライブイメージング / 線維芽細胞 / シングルセル解析 / CRISPR / 生体分子 |
研究成果の概要 |
生体内におけるWnt5aタンパク質の動態を明らかにするため、マウスWnt5a遺伝子にVenus遺伝子をノックインしたマウス(Venus-Wnt5a KI)をCRISPR/Cas システムを用いて作製した。内在性のWnt5aが発現していることが報告されている組織において、Venus-Wnt5aが発現していることをウェスタンブロットや免疫染色により確認した。しかしながら、Venus-Wnt5a KIのホモ接合体は胎生致死となることから、Venus-Wnt5aが生体内においてWnt5aとして機能しないことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではCRISPR/Cas システムを用いることにより従来のES細胞を用いる方法と比べて大幅に短期間でVenus-Wnt5a KIを作製することが出来た。Venus-Wnt5aはin vitroではWnt5aとしてシグナルを伝えられたが、生体内において機能しなかった。実際にノックインマウスを作製することにより初めてVenusのような分子量の大きい蛍光タンパク質はWntタンパク質のタグとしては不適切であることが明らかとなった。この事実は今後の 分泌タンパク質の動態研究を行う上で非常に重要な知見である。
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