研究課題/領域番号 |
17K08638
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
朝光 かおり 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (20381783)
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研究分担者 |
岡本 尚 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 名誉教授 (40146600)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | HIV / 転写 / P-TEFb / 転写制御 / Tat / CDK9 / Cyclin T1 / 発現制御 / 転写因子 |
研究成果の概要 |
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症は、副作用や薬剤耐性ウイルス、潜伏感染ウイルスからの再活性化など、未だ克服すべき問題を抱えている。それらを解決する標的の一つが主に宿主転写因子NFκBとウイルス由来の転写活性化因子Tatにより制御されているHIV転写活性化過程である。本申請課題では、それらについて解析した。特に、TatによるHIV転写活性化に注目し、転写活性化時にTatとともに複合体を形成するP-TEFbの構成因子CDK9を標的した新規HIV阻害剤候補を見出すことができた。今後、特異性の向上など、さらなる研究が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Tatによる転写活性化は、Tatが宿主の転写伸長因子P-TEFbと複合体を形成することで開始される。本研究課題では、Tat特異的に形成されるCDK9上のファーマコフォアCDK9 hidden cavityを用いたin silicoスクリーニングから、CDK9活性を阻害する化合物を同定した。本知見の学術的意義として、CDK9阻害剤の有用なファーマフォアを提供できたことがあげられる。また、HIV転写過程は特に潜伏感染状態を制御する重要な過程にも関わらず、それを標的としたHIV治療薬は現在開発されていない。これを克服する手段を提供できたことが、社会的意義としてあげられる。
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