研究課題/領域番号 |
17K08673
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
山口 賢 日本大学, 医学部, 研究医員 (70451614)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 膵β細胞障害 / 小胞体ストレス / 時計遺伝子 / Chrono遺伝子 / インスリン分泌 / 低酸素 |
研究成果の概要 |
新規ストレス応答蛋白として時計遺伝子であるChrono遺伝子を見出した。MIN6細胞やマウスの単離膵島において、小胞体ストレス刺激で、Chrono遺伝子のmRNA及びタンパク量の増加を認めた。マウスChrono遺伝子のイントロン1領域に、小胞体ストレス経路の一つであるPERK経路で誘導される遺伝子・ATF4の結合部位が存在した。Chrono遺伝子欠損マウスの耐糖能について実験を行っている。Chrono遺伝子が、ストレス下において、時計遺伝子の発現を調節することにより、細胞障害に重要な機能を有している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インスリン分泌不全においても時計遺伝子が関連している事が、報告されている。サーカディアンリズムを制御する時計遺伝子は、十数個同定されているが、小胞体ストレスとの関連性を示す報告はほとんどない。Chrono遺伝子は、コア時計遺伝子を抑制する機能を有する。Chrono遺伝子が、ストレス下において、時計遺伝子の発現を調整している可能性がある。本研究の発展により、ストレス下での時計遺伝子の発現経路の新たなメカニズムの解明につながると考えられる。
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