研究課題/領域番号 |
17K08732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
竹下 盛重 福岡大学, 医学部, 教授 (90171636)
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研究分担者 |
石塚 賢治 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10441742)
高松 泰 福岡大学, 医学部, 教授 (50320297)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | T細胞リンパ腫 / 予後 / CMYC / PD1 / PD-L1 / TILs / ATLL / 予後因子 / MIB1 / 相関する因子 / T cell lymphoma / NK cell lymphoma / C-MYC / T/NK細胞リンパ腫 / C-MYC / FBXW7 / microRNA |
研究成果の概要 |
CMYCとその分解を行うユビキチンリガーゼのFBXW7、他の予後因子をT細胞リンパ腫において検討した。CMYCの発現は、成人T細胞白血病/リンパ腫(ATLL)においては、非顕性群から顕性(進行型)群において大きく関与することを推測した。FBXW7の発現は反対に減弱していた。腫瘍間浸潤リンパ球(TILs)の反応は進行型ATLLの予後良好因子であった。濾胞内ヘルパーT細胞(TFH)形質を示すT細胞リンパ腫ではCMYCの発現、CMYCの発現と免疫調整因子PD-L1の反応が強い状態の例は顕著な予後増悪因子となった。T細胞リンパ腫ではCMYC、TILsやPD-L1陽性細胞は予後をみる上で重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
T細胞リンパ腫においてCMYCとその分解酵素のFBXW7、他予後因子を検討した。CMYCの発現は、成人T細胞白血病/リンパ腫(ATLL)においては、非顕性群から顕性(進行型)群以降に大きく関与することを推測した。FBXW7の発現は減弱していた。腫瘍間浸潤リンパ球(TILs)の反応は進行型ATLLの予後良好因子であった。濾胞内ヘルパーT細胞形質を示すT細胞リンパ腫では、CMYC発現、CMYC発現と免疫調整因子PD-L1の反応が強い状態の例は顕著な予後増悪因子となった。T細胞リンパ腫では、CMYC陽性腫瘍細胞、TILsやPD-L1陽性細胞の相互作用は治療反応性や予後をみる上で重要である。
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