研究課題/領域番号 |
17K08749
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
長谷川 功紀 京都薬科大学, 薬学部, 准教授 (50525798)
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研究分担者 |
池田 公英 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (20448525)
伊藤 隆明 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (70168392)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | エストロゲン受容体 / 染色剤 / Western ligand blot / リガンド誘導体染色 / 乳がん / 肺がん / western ligand blot / リガンド誘導体染色法 / 病理学 / 分析科学 / バイオテクノロジー / プロテオーム / 薬学 |
研究成果の概要 |
検出のための良質な抗体を生産することは難しく、ときに実験の再現性が取れないことが問題となる。そこで一定の品質で調製可能な低分子リガンドを検出薬剤とする方法を開発した。本研究ではタモキシフェン誘導体を用いてエストロゲン受容体の検出を行った。その結果、Western ligand blot法によりPVDF膜上の標的検出に成功し、またリガンド誘導体染色により肺腺癌および肺扁平上皮癌の病理切片上の標的検出も成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗体は製品やロットにより性能が異なり、それが実験の再現性を阻む原因の一つとなっている。そこで本研究はその問題を回避し、低分子薬剤によりその標的の検出法を開発した。抗体に比べ化学合成法で調製できる薬剤は一定の質を担保できる。本研究により、抗体に比べ安価に、そして質を担保した診断法が開発でき、そして新たな薬剤効果予測法開発の基盤となる成果が得られた。この基盤技術はさらに様々な低分子薬剤にも応用ができ、今後、さらに発展が期待できる。
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