研究課題/領域番号 |
17K08772
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
佐野 誠 日本大学, 医学部, 准教授 (70339323)
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研究分担者 |
宮入 伸一 日本大学, 薬学部, 教授 (50209855)
市丸 嘉 金城学院大学, 薬学部, 助教 (80802917)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 膵癌 / 膵癌モデルマウス / KPCマウス / 創薬開発 / インディルビン誘導体 / 細胞周期 / 浸潤 / シグナル経路 / 遺伝子改変マウス / インディルビン / リン酸化阻害剤 / CDK1/Cyclin B1 / Kras/ERK / SPAK/JNK / AKT / MMP / 遺伝子改変マウスモデル / トランスレーショナルリサーチ / チロシンキナーゼ阻害剤 / 細胞増殖 / 転移 / アポトーシス / 膵管癌 / 自然発症モデルマウス |
研究成果の概要 |
本研究においては、多様なチロシンキナーゼ阻害活性を有するインディルビンとその誘導体が浸潤性膵管癌に対してp-CDK1/Cyclin B1抑制を介して抗腫瘍効果を発揮すること、また同コンパウンドがRAF/ERK、SAPK/JNK、AKT経路のリン酸化を阻害し、MMPの発現を低下させることで腫瘍浸潤能を抑制させることをin vitroならびにin vivoにて新たに明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
浸潤性膵管癌は未だに難治性の悪性腫瘍の一つであり、新たな治療薬の開発が望まれている。当該研究においては、副作用の認められていないインディルビンとその誘導体が浸潤性膵管癌に対して抗腫瘍効果を示すことをin vitroの系とマウスモデル(特に自然発症モデル)を用いたin vivoの系で明らかとしたことが学術的に高く評価された。現在、膵癌マウスに対する水溶化したコンパウンドの経口投与で良好な結果を得ており、将来的に飲み薬としての臨床応用が可能となれば社会的にも意義深いと考える。
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