研究課題/領域番号 |
17K08796
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
|
研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
上岡 裕治 関西医科大学, 医学部, 講師 (50511424)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | COPD / intravital imaging / イメージング / 炎症 / 細胞動態 / Talin-1 / 細胞接着 / Rap1 / 免疫 / 生体肺イメージング / COPDモデル / COPDマウスモデル / 慢性閉塞性肺疾患 / 三次リンパ組織 / TLO |
研究成果の概要 |
慢性炎症によって新生する三次リンパ組織(TLO)がリンパ球の分化・相互作用の場として機能し、病態に深く関わることが報告されている。しかし、TLOの形成メカニズムやTLOでのリンパ球リクルーティング(細胞動態)についてはこれまで免疫組織化学的手法を元に断片的にしかわかっていない。これらの疑問を解決するためには、TLOでの一つ一つの細胞動態を詳細に解析する必要がある。本研究では慢性閉塞性肺疾患(COPD)マウスモデルの生体肺を二光子励起顕微鏡で直接観察し、細胞動態を解析することを目指した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COPD初期症状は風邪などと似ているため放置されるケースが多く、COPD初期の臨床データは不足している。またマウスを用いた基礎研究の場合、細胞レベルでのイメージングは呼吸運動による撮影ズレのためにこれまで困難であった。 申請者は、細胞レベルで生体組織を撮影できる二光子励起顕微鏡と、人口呼吸器、真空ポンプを組み合わせることによって、撮影ズレを極力抑えた生体肺イメージングシステムを構築した。本研究は、COPDの初期発生メカニズムおよび悪性化メカニズムを細胞レベルで解明し、COPDの早期発見や悪性化の抑制につながることが期待できる。
|