研究課題/領域番号 |
17K08874
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
乾 匡範 愛知医科大学, 医学部, 講師 (80443985)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 自己抗体 / 自己免疫疾患 / 自己抗体産生 / 自己免疫 |
研究成果の概要 |
申請者は小胞体膜タンパクであるNogoがマクロファージに発現し,核酸認識TLRの細胞内輸送に関与すること,核酸認識TLRシグナルに必須であることを明らかにしている。Nogo遺伝子欠損マウスをSLE様の自己免疫症状を呈するBXSBマウスに戻し交配したBXSB.Nogo欠損マウスの解析において,BXSB.Nogo欠損マウスは血中総IgG抗体価に変化を認めないが,有意に抗ds-DNA IgG抗体価が減少すること,一方,血中総IgM抗体価および血中抗ds-DNA IgM抗体価はいずれも有意に減少することを見い出した。Nogoは自己抗体を産生するB細胞のクラススイッチを制御する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗体産生細胞であるB細胞の寛容機構の維持が破綻すると,病原性自己抗体の産生が誘導され全身性エリテマトーデス(SLE)など様々な自己免疫疾患の発症につながる。そのためB細胞の寛容誘導機構を解明することは自己免疫疾患の新規な治療法の開発に不可欠である。申請者は小胞体膜タンパクであるNogoが自己抗体産生,さらにはクラススイッチに関与することを明らかにした。本研究課題の遂行により,免疫寛容の成立・維持を制御する新規な概念を提唱できた。
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