研究課題/領域番号 |
17K08921
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
|
研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
諸井 陽子 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (20443872)
|
研究分担者 |
石川 和信 福島学院大学, 未登録, 特任教授 (80222959)
小林 元 国際医療福祉大学, 医学部, 講師 (20423791)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | モラルハザード / SNS / ソーシャルメディア / チェックリスト / 倫理教育 / プロフェッショナリズム / 医学生 / 医療人 / 医療系学生 / インターネット / ICT |
研究成果の概要 |
ソーシャルメディアの普及に伴い、医療人の倫理やプロフェッショナリズムに関わるSNS上でのモラルハザード事例が発生している。国内で発生した事例について、問題行動を区分化し、事例に基づいたSNS利用チェックリストの作成を試みた。事例の問題行動を分析すると、「医療情報の取り扱い」「守秘義務・プライバシーの保護」「プロフェッショナリズム」の3つに分類された。事例に基づいた、質問形式からなる10項目の医療人向けSNS利用のためのチェックリストを開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SNSを介したモラルハザード問題は、急速な情報化社会の発展に伴って、新たに発生した問題である。事例から区分化された、医療情報の適切な取り扱いや、医療人としての守秘義務やプライバシーの尊重、およびプロフェッショナルとしての意識は、SNS上に限らず医療専門職のコミュニケーションの前提と考えられる。海外では医療人に向けたSNS利用指針が提唱されているが、国内において医療人教育に特化したソーシャルメディア利用に関する具体的な行動指針は明言されていない。事例に基づいた教育プログラム開発により、医療倫理教育への新しい観点の提唱が可能となったと考える。
|