研究課題/領域番号 |
17K08925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
赤津 晴子 国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (40791504)
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研究分担者 |
吉田 素文 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (00291518)
北村 聖 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (10186265)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 医学教育 / アクティブラーニング / 器官別統合講義 / カリキュラム / 反転授業 |
研究成果の概要 |
アクティブラーニングとは主体的に問題を発見し解決策を見出していく能動的学習である。本学ではアクティブラーニングを教育の基本方針とし、1、2年次の基礎・臨床科目にアクティブラーニングを導入した。科目終了後無記名学生アンケートを実施した結果、アクティブラーニング導入率と学生のやる気(相関係数基礎9科目0.76、臨床10科目0.96)及び学習効果(基礎0.60、臨床0.92)間には正相関が認められた。一方アクティブラーニングをカリキュラムに系統的に導入する為に必要な自習時間が不足している問題が判明し、カリキュラム改革につながり、2023年度から自習時間をより確保すべく新カリキュラム導入に至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アクティブラーニングが浸透している欧米と違い、アクティブラーニングを全面的に導入している日本の医学部は少なく、アクティブラーニングが日本人医学生のやる気や学習効果を高めるかどうか不明であった。本研究では日本の医学部教育においても、アクティブラーニングが学生のやる気や学習効果を高める事が示された一方、アクティブラーニングを医学教育に系統的に導入するためには、自習時間の確保の重要性が明らかになった。本研究は、学生のやる気と学習効果向上の為にアクティブラーニングを日本の医学教育に取り入れる事は有用であり、系統的にアクティブラーニングをカリキュラムに導入する為には自習時間確保が重要である事を示した。
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