研究課題/領域番号 |
17K08927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
恒松 美香子 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 講師 (80710194)
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研究分担者 |
今井 賢治 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 教授 (10257834)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 鍼灸 / 手指衛生 / 手洗い / 消毒 / グローブ / 安全管理 / 視覚障害者 / 鍼施術 / 感染対策 / 電子顕微鏡 / 医療・福祉 / 衛生 / 鍼 |
研究成果の概要 |
鍼施術に伴う感染事故防止のために、鍼灸師の視力に関わらず実行可能かつ効果的な鍼灸師の手指衛生操作を確立することを目的に検討を行った。標準的な流水と石鹸を用いた手洗い操作と擦式消毒操作により、鍼灸針に付着する細菌は減少することを確認した。また、医療用グローブの着用によって、鍼灸師手指からの鍼灸針への細菌や異物の付着、抜鍼時の血液などの患者体液の鍼灸師手指への付着が抑制されうることが明らかとなった。さらに、臨床室内での手指衛生のタイミングや方法についても検討し、鍼施術直前の擦式消毒や医療用グローブの着用は衛生的に効果的かつ視覚障害を有する鍼灸師においても実施可能な方法であることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視力に関わらず、手洗いおよび擦式消毒操作をした場合、さらにグローブ着用をすることによって、鍼灸師手指からの異物や細菌による鍼灸針の汚染は低減される。また、グローブの着用は鍼灸師が患者の体液に曝露されることも防ぐことが可能である。適切なタイミングと方法で手指衛生操作を行っていれば、鍼施術上の鍼の汚染を防ぐことが可能であり、鍼施術に関連する感染症の有害事象を防ぐことが可能であると思われる。
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