研究課題/領域番号 |
17K08944
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
吉岡 ふみ 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (30569025)
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研究分担者 |
坂根 直樹 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究室長 (40335443)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 1型糖尿病 / 心理社会 / 骨折 / 骨吸収マーカー / QOL / PAID / 心理的負担 / 社会的制約 / 糖尿病 / 副甲状腺ホルモン / 骨代謝 |
研究成果の概要 |
糖尿病女性62名と対照62名の検討では、閉経前においては1型糖尿病で骨密度と骨吸収マーカーであるTRACP-5bの低下がみられたが、閉経後ではその傾向はみられなかった。骨折を予防するために、閉経前に骨密度と骨吸収マーカーの測定を行うべきと考えられた。 1型糖尿病50例を対象に持続皮下インスリン注入療法(CSII)に特化したQOL尺度の開発を行った。「利便性」(6項目)、「社会的制約」(9項目)、「心理的負担」(10項目)の計3因子、25項目が抽出された。このCSII-QOL尺度は妥当性と再現性の高いツールであり、ルーチンの診療で用いることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1型糖尿病の心理社会的及び経済的側面を考慮したデータベースを完成することができた。1型糖尿病女性の骨折リスクは約4倍と報告されている。今回の研究で閉経前に既に骨密度と骨吸収マーカーの低下がみられており、骨折を予防するために、閉経前からの骨スクリーニングが大切であることが示された。今まで、CSIIに特化したQOL尺度は世界的にみても開発されていなかった。今回開発されたCSII-QOLは妥当性と再現性が高く、様々な調査研究に利用できると考えられる。今後、このデータベースを用いることで1型糖尿病に対するエビデンスが蓄積されることが期待される。
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