研究課題/領域番号 |
17K08978
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
中出 祐介 金沢大学, 附属病院, 副臨床検査技師長 (10749360)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | キラルアミノ酸 / 細菌叢 / 唾液 / 腎臓病 / バイオマーカー / 治療 / 腎臓 / 口腔内細菌叢 |
研究成果の概要 |
腎臓病は依然増加し、併発する他臓器合併症により、生命予後、健康長寿の低下、医療費の増大をきたしている。本課題では、これら腎臓を中心とする全身恒常性の破たんを非侵襲的かつ早期に検出できるバイオマーカーの検索を目的とした。唾液(口腔内細菌)、便(腸内細菌)、血液、尿をサンプルとして細菌叢解析、キラルアミノ酸解析を行い、腎臓病に対する新しいバイオマーカー候補を同定した。今後、特許取得、論文・学会発表を行いバイオマーカーとしての性能を評価しながら臨床への還元を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
便や唾液に含まれる細菌叢が、健常者に比べ腎臓病患者で特有の変化を示すことを明らかにした。また、その代謝産物である可能性があるキラルアミノ酸も変化することも確認した。今後、腎臓病で変化する特徴的な細菌とキラルアミノ酸の関係を明らかにし、血液や尿に加え、便や唾液からも腎臓病を評価できるかどうか検証を重ねていく。将来、血液や尿に加え便や唾液を用いた検査法の開発に繋げられる可能性がある。
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