研究課題/領域番号 |
17K09066
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
前田 幸人 香川大学, 医学部附属病院, 技術職員 (10763336)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | フラクタル解析 / 神経膠腫 / PET / メチオニン / 画像再構成アルゴリズム / グリオーマ / 11C-メチオニンPET / 濃度フラクタル / フラクタル次元 / 画像再構成 / 脳腫瘍 / 悪性度 / ピクセルカウンティング法 / 放射線 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、脳腫瘍PET検査において4つの画像再構成アルゴリズムOSEM,OSEM+PSF,OSEM+TOFおよびOSEM+PSF+TOFがフラクタル解析に与える影響を明らかにすることであった.全てのアルゴリズムで脳腫瘍の悪性度が高くなるほどフラクタル次元は小さくなり,脳メチオニンPETにてフラクタル解析を用いた悪性度分類の有用性が示唆された。また,IDH1の変異に関した神経膠腫の鑑別のためSUVなどの従来から使用されている定量値と比較したフラクタル解析の有用性を評価した.フラクタル解析は,従来の定量指標では不可能だったIDH1変異に関して,神経膠腫を鑑別できる可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
画像解析の一つであるフラクタル解析と従来からPET検査で使用されている評価値を組み合わせることにより,脳腫瘍の治療方針決定や予後予測などをより高い精度で行う可能性が示唆された.本研究により,フラクタル解析は脳腫瘍患者およびその家族に対し,有用な情報を提供できる指標になりうる可能性があると考えている.
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