研究課題/領域番号 |
17K09078
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
橘 英伸 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 医学物理専門職 (20450215)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 四次元計算 / 線量計算 / 非剛体レジストレーション / 線量計算エンジン / 線量計算アルゴリズム / 高速度 / GPGPU |
研究成果の概要 |
四次元線量計算を利用した品質保証システムの開発において重要な二点である線量計算エンジンと非剛体レジストレーションエンジンを開発した。線量計算エンジンにはCollapse Cone Convolution Algorithmを採用し、実装した。その結果、治療計画装置と同等な計算精度であることが確認された。一方、本プログラムの計算時間が非常に長いということがわかり、この高速化は2020年度に持ち越すこととした。非剛体レジストレーションの高速化は完了した。この二点を統合するGUIの開発は完了している。2020年度には四次元線量計算を利用した品質保証システムの開発を完了させ、その有効性を検証する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線治療の新しい技術として動いている腫瘍を追尾して照射する追尾照射がある。通常の照射方では腫瘍の外の正常臓器へも照射する必要があるが、追尾照射方法は腫瘍の周りの正常臓器を極力打たなくて済む。したがって、副作用が小さく、また腫瘍への線量増加が可能で腫瘍制御率の向上が期待できる。 一方、複雑な治療法であり、実際治療計画の際は実際の患者体内の線量分布を確認できていない。そこで、その追尾照射を確認できる方法である四次元線量計算を利用した品質保証システムの開発を行った。このシステムにより不明であった追尾照射の線量分布が明らかになり、さらなる治療法の向上が見込める。
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