研究課題/領域番号 |
17K09107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
坂井 智行 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (50608784)
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研究分担者 |
奥田 雄介 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (30751127)
澤井 俊宏 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (90452234)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 学校検尿 / 尿定量検査 / 尿蛋白クレアチニン比 / 尿蛋白偽陽性 / 尿ベータ2ミクログロブリン / 尿アルブミン / 小児腎臓病学 / 尿蛋白定量 |
研究成果の概要 |
本研究では滋賀県教育委員会の協力をえて、学校生活管理指導表に記載された診断名などの情報をもとに検尿有所見生徒の精密検診への受診状況の実態調査を行い、精密検診の未受診率が小学生で5.9%、中学生で23.6%と高値であることを明らかにした。また実際の学校検尿の残余検体をもちいて追加の尿定量検査を実施可能となるシステムを構築し、学校検尿の結果と尿蛋白クレアチニン比などの尿定量検査結果と比較することで腎疾患のスクリーニングとして意義が高い検査項目の探索的検討をおこなった。 今後数年間の蓄積された結果をもとに慢性腎炎の検出率が高い学校検尿の検査項目の組み合わせを策定予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2014年の「学校検尿に関する全国調査」では、学校検尿の有用性を検討する疫学調査は現状では実施困難で学校検尿システムを効率的/効果的なものにするために、学校検尿で発見される疾患について正確に把握するシステムの確立が重要であると結論づけられている。 滋賀県は県教育委員会に全県の検尿有所見者の精密検査結果が集約されるシステムがあり、また県教育委員会の協力により学校検尿の残余検体をもちいて尿定量検査を実施できる体制が構築できた。精密検査結果と尿定量検査の結果を比較検討することで有用な学校検尿の検査項目の組み合わせを策定できる。本研究の成果を全国に紹介することで、より良い学校検尿の検査項目を提案できる。
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