研究課題/領域番号 |
17K09171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
李 順姫 川崎医科大学, 医学部, 助教 (70414026)
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研究分担者 |
大槻 剛巳 川崎医科大学, 医学部, 教授 (40160551)
西村 泰光 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (90360271)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 珪肺症 / 自己免疫疾患 / 珪酸曝露 / 免疫毒性 |
研究成果の概要 |
珪肺症患者では、呼吸器病変に加え、高頻度で自己免疫疾患を発症する。珪肺症例全員が自己免疫疾患を併発するわけではなく、その全容は明らかではない。近年、感染症などが自己免疫疾患発症のきっかけになることが報告されており、本研究では、珪肺症での自己免疫疾患の発症メカニズムとして珪酸粒子の免疫動態に及ぼす影響を検討した。その結果、外来物質や病原菌の擬似物質(TLRリガンド)を珪酸と混合して免疫細胞に添加すると、添加するリガンドごとに異なる炎症性サイトカインの分泌パターンがあることを明らかにした。また、この時のヘルパーT細胞の分極を調べたところTLRリガンドごとに異なるT細胞構成になることをつきとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
珪肺症例において、ある種の感染や異物の侵入がある場合、免疫に関わる細胞が健常例とは違った動態をとることを示している。このことは、珪肺症例で自己免疫疾患に傾向する一つの原因に感染症などがあることを示唆する結果だと考える。
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