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東日本大震災により低下したIQはその後キャッチアップするか

研究課題

研究課題/領域番号 17K09190
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 衛生学・公衆衛生学
研究機関東北大学

研究代表者

龍田 希  東北大学, 医学系研究科, 講師 (40547709)

研究分担者 仲井 邦彦  東北大学, 医学系研究科, 教授 (00291336)
村田 勝敬  秋田大学, 医学系研究科, 教授 (80157776)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード東日本大震災 / IQ / 震災影響 / 知的能力 / キャッチアップ
研究成果の概要

胎児期の化学物質曝露が出生児に及ぼす影響を調べるために、2003年より調査を継続してきた。2010年から2013年に7歳児の知能検査を実施したが、2011年に東日本大震災が発生し、対象地域は甚大な被害を受けた。震災前に知能検査を実施した子と、震災後に実施した子のIQを比較すると、震災後に実施した子のIQが低かった。本研究では、震災から5年後に知能検査を実施し、震災がIQに及ぼす影響を調べた。
震災から5年後のIQは、震災前の子と震災後の子の間に差異は観察されなかった。ただし、震災影響が継続して観察されたのか、キャッチアップしたのか判別できないことから継続して観察が必要と思われる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々は、震災前に知能検査を実施した群と震災後に知能検査を実施した群を比較したところ、震災後群でIQが低かったことを報告した。震災から5年後に、同じ対象者に知能検査を再度実施し、継続して震災の影響が観察されるのか、この5年でキャッチアップしたのかを調べた。5年後のIQには差異は観察されなかったが、その理由までは調べることができなかった。今後の震災後の心理支援のあり方を検証する基礎的な知見が得られた。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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