研究課題/領域番号 |
17K09198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
北村 香織 新潟大学, 医歯学系, 助教 (80468975)
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研究分担者 |
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 認知症 / 疫学 / 縦断研究 / 環境リスク要因 / 一次予防 / 危険因子 / 生活習慣 |
研究成果の概要 |
大規模コホート研究の枠組みにおいて、要介護認知症および医療機関認知症の2種類の認知症アウトカムを用いることで、1)認知症のリスク要因および2)環境と遺伝(ApoE多型)の交互作用を明らかにすることを目的とした。2011-2013年に新潟県村上保健所管内の村上市、関川村、粟島浦村の40から74歳の住民を対象として、調査への参加に同意した14,364人を研究対象者とした。認知症の一次的なリスク要因として、身体活動量、コーヒー摂取、教育歴および飲酒を明らかにした。また、教育歴、BMI、喫煙、飲酒の認知症発症との関連の強さは、ApoE多型により異なることが明らかになり、潜在的な相互作用が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は大規模コホートにより認知症の一次的リスク要因を解明することに学術的な意義を持つ。今回の研究成果の中で、特に身体活動量およびコーヒー摂取量と認知症に関する強固な量-反応関係を明らかにし、国際誌に公表することができた。また生活習慣と遺伝要因との相互作用に関しても新知見を得ることができたが、より強固な関連性を得るためさらなる研究の継続が必要である。日本は高齢化の速度が極めて速く、認知症の増加も著しい。このような状況において、認知症の一次予防に資する要因を解明できたことは、認知症予防のポピュレーションアプローチを行う上で重要な成果といえる。
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