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後期高齢者の女性の尿失禁リスク要因解明と対処行動促進に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K09205
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 衛生学・公衆衛生学
研究機関札幌市立大学

研究代表者

原井 美佳  札幌市立大学, 看護学部, 講師 (80468107)

研究分担者 森 満  札幌医科大学, 医学部, 名誉教授 (50175634)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード尿失禁 / 後期高齢者の女性 / ICIQ-SF / 後期高齢者 / 女性
研究成果の概要

本研究の目的は、A市における75歳から90歳未満の女性の尿失禁の有訴率とリスク要因を明らかにし、セルフケアとサポートについて検討することである。2017年~2019年に郵送法による自記式質問紙調査を実施した。本研究における「尿失禁あり」の定義は、症状とQOLを兼ねた質問票のICIQ-SF の「尿失禁頻度なし」以外の回答とした。
調査の結果、2017年の尿失禁の有訴率は45.6%、2018年は54.8%、2019年は47.8%であり、2人に1人が尿失禁を自覚していることが明らかになった。ICIQ-SFは、2017年は3.4±4.1、2018年は7.55±4.2、2019年は6.3±4.7であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

対象者の尿失禁の有訴率の3年間の平均は49.4%であり、地域に在住する後期高齢者の女性の約半数が尿失禁を自覚していた。また、介護認定レベルとICIQ-SFに有意差がみられたことから、尿失禁は生活の質に大きく影響する症候であることが明らかになった。しかし、介護認定レベルが高くても必ずしもICIQ-SFが高いとは限らず、対象者個々の身体状況に応じた状態に応じた支援が必要である。1年前と比較して尿失禁の状態の変化を自覚していた人は、尿失禁により毎日の生活が損なわれている程度が大きいと回答していた。後期高齢者の女性における1年間の加齢変化を予測し、健康長寿のためのタイムリーな支援が重要である。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 地域に居住する後期高齢者の女性の尿失禁の有訴率および生活への影響の程度についての検討2019

    • 著者名/発表者名
      原井美佳、森 満
    • 学会等名
      第32回日本老年泌尿器科学会(旭川市)
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] Investigation of urinary incontinence in Japanese elderly women 75 to 90 years old.2018

    • 著者名/発表者名
      MIKA Harai, MORI Mitsuru
    • 学会等名
      ICS2018(USA, フィラデルフィア)
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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