研究課題/領域番号 |
17K09270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
池谷 博 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30292874)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 年齢 / バイオマーカー / 骨密度 / 皮膚 / ラマン / ゲノムプロファイリング / エピゲノム / 年齢推定 / 身元不明死体 / 画像解析 / ラマン分光法 / ゲノムプロファイリング法 / 老化 / ゲノム |
研究成果の概要 |
司法解剖体を用い,皮膚のラマン分光法や画像による解析,ゲノムプロファイリング(GP)法によるDNAメチル化解析,各種生化学マーカー,臓器重量,骨密度,口腔内所見等と年齢との相関を解析した.これらの中で,①T3,T4と甲状腺の重量,②骨密度,③皮膚画像解析結果,④ヒトの肝臓のポリアミン代謝酵素活性,⑤ヒトの前立腺の重量や前立腺特異抗原⑥DNAのメチル化などが年齢と相関していることが分かった.特にGP法によるDNAのメチル化や皮膚のラマン分光による解析では非常に高い相関を認めた.歯牙の喪失歯数等の口腔内所見が年齢との有意な相関を認めることも分かった.すべての結果は論文公表中または投稿中である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究により,年齢推定のための様々な客観的指標が得られた. 身元不明死体が世界的に増加し,社会問題になっている一方,法医学の専門家が非常に少なく従来の古典的な方法で年齢を推定することは容易ではない.身元判明の重要な情報である年齢を,客観的かつ簡単に,専門的知識無しに推定できるこれらの方法は,迅速な身元解明に役立つと確信する.
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